人工授精
人工授精は、精子を直接子宮内に注入し、妊娠を目指す方法です。子宮内への精子の侵入までを治療として行いますが、その後の受精や着床は自然妊娠と同じです。
適応
- ・性交障害
- ・精液検査が不良だった
- ・性交後検査が不良だった
- ・頚管粘液が少ない
- ・原因不明
人工授精を受けられるかたは、6ヵ月以内の感染症とクラミジア検査の検査結果が必要です。
感染症とクラミジア検査人工授精当日のスケジュール
当日は生理用ナプキンをご持参ください。お食事は普段通り召し上がってください。
①精液の提出
採取された精液は、ご提出後、精液検査と調整を行います。提出いただいてから調整が終わるまで、およそ1時間30分ほどかかります。
②来院
あらかじめお伝えした時間に来院し、排尿をしてお待ちください。
③人工授精
経腟超音波検査と膣洗浄のあと、チューブで精子を子宮内に挿入します。手技の所要時間はおよそ5分です。精子を入れるために、子宮の奥までチューブを挿入しますので、少し痛みがあります。
当日は普段通り生活していただけます。
動画ではより詳しくご説明しています。
経腟超音波検査はこちら精子の調整
ステップアップ
- ・女性の年齢が35歳以上
- ・抗精子抗体検査で陽性だった
- ・卵管が詰まっている
上記のような問題が見つかった場合は、体外受精・顕微授精へのステップアップを提案します。
医師が提案し、お二人の同意を得て治療はステップアップします。お二人で治療の方針についてよくご相談ください。医師や看護師へのご相談もお待ちしております。
卵管造影検査はこちら 坑精子抗体検査はこちら 体外受精・顕微授精はこちら