1.子宮卵管造影検査(HSG)
- ・レントゲンの透視下で子宮腔の形や卵管の通りぐあいを調べる検査です
- ・検査結果によっては治療方針が全く異なる場合がありますので、早期に行うことが望ましいです
- ・月経開始の受診の受診時に打ち合わせをします
- ・6ヵ月以内のクラミジア抗体検査と感染症検査の結果が必要です
- ・検査同意書をご提出ください
- ・月経開始8日目~11日目のAM(土曜日を除く)に実施します
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2.造影剤の副作用
- ・子宮の入口にチューブを固定して、子宮内に造影剤を注入します。造影剤が入る際に痛みを感じることがあります。
- ・造影剤の一般的な副作用には「検査中及び検査後の腹痛、発熱」「アレルギー反応によりおこる発疹やむくみ」、重篤な場合には「血圧の低下や意識がなくなるショック症状」があります。
- ・当院で使用している造影剤「イソビスト300」は、副作用の発生頻度が低くなるように開発された子宮卵管造影検査専用の造影剤ですが、重篤な副作用がおこる可能性の高いかたには、検査を行わない場合もあります。
3.検査当日の流れ
来院
9:50 超音波検査
- ・経腟超音波検査を行います
- ・検査時の痛みを軽減する目的で坐薬の鎮痛剤を使用します
- ・卵管造影検査の10分前に、もう一度排尿を済ませてください
10:30 検査
- ・検査は1Fレントゲン室で行います
- ・子宮内に細い管を入れて 抜けないように固定します。造影剤を入れるときに痛みや下腹部の圧迫感を感じることがあります。1~2分程度の短時間です
10:50 結果説明
- ・診察室で、録画した造影画像を見ながら結果の説明を行います。
検査後の注意点
- ・検査後は通常の生活ができますが、当日の入浴はシャワーのみにしてください。
- ・性器出血は、検査後2~3日間ある場合があります。生理時のような多量の出血でなければ心配ありません。
- ・使用した造影剤は、およそ1日かけて尿として体外に排出されます。
造影剤の反応により、検査当日から翌日にかけて、腹痛や発熱がある場合があります。その際には処方しました坐薬を使用してください。
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4.関連項目
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