Menu

1.不妊治療以外の初診のかたへ

子宮内への精子の侵入状態を調べる検査です。検査を行う周期の月経期に打合せが必要です。

1-1.採取

  • ・排卵時期の受診に合わせて、受診前夜または当日朝に性交を行い、午前中に受診をしてください。性交後2~3時間後の検査が望ましいのですが、12時間以内での検査で判定も可能です。
  • ・内診台に腰かけていただいて、子宮頚管粘液を採取します。

1-2.検査

  • ・採取した子宮頚管粘液を顕微鏡で観察し「精子が子宮内に進入しているのか」を推定することができます。
判定基準…400倍視野あたりの運動精子量で判定
  • ・15個以上…妊娠率は有意に高い
  • ・10~14個…妊娠は十分に期待できる
  • ・5~9個…妊娠は期待できる
  • ・4個以下…妊娠率は有意に低い

結果が不良の場合は、以下の理由が考えられます
  • ・精液所見に異常がある
  • ・検査時期と排卵の時期がずれている
    排卵時期以外では、活動精子が認められなくても異常ではありません。(排卵時期以外では腟内は分泌物が酸性で、頚管粘液の増加もないため)
  • ・クロミッドの使用などによる頚管粘液所見の不良
  • ・性交障害
クロミッドはこちら
以下の場合には 抗精子抗体検査が必要です
  • ✔精液検査で精子数や運動率に異常がないのに、性交後検査の結果が不良の場合
  • ✔頸管粘液中に精子はいるがほとんど運動していない、など
抗精子抗体検査はこちら


内田クリニック -島根県松江市 婦人科・内科胃腸科-